こんにちは、宮川です。
今回は、
相続のご相談を受ける中で
「これは少しズレているかもしれない」
と感じることについてお話しします。
少しドキッとする内容かもしれませんが、
あなたの相続を「より良い形に整えるための視点」
として読んでいただければと思います。
ちゃんと相続対策をしているのに、なぜか不安が残る
こんな大家さん、意外と多いです。
- 税理士さんに相談している
- 節税の話も一通り聞いた
- 遺言書の話も出ている
それなのに、
「これで本当に大丈夫なんでしょうか…」
と、どこかスッキリしない。
この違和感、
とても大切なサインです。
うまくいかないケースに共通する“考え方”
これまで多くのご相談を受ける中で、
ある共通点が見えてきました。
それは、
相続を
「財産をどう分けるか」
という話から考えていること
です。
もちろん、
分け方は大切です。
でも、
そこから考え始めると、
思わぬ落とし穴にはまることがあります。
不動産は「分けにくい」財産です
預金と違い、
不動産はきれいに分けることができません。
- 誰が管理するのか
- 誰が責任を持つのか
- 誰が意思決定をするのか
これを決めないまま、
「平等に分けよう」とすると、
あとで無理が出てきます。
結果として、
・管理が回らない
・意思決定が遅れる
・誰も主体的に関われない
そんな状態になってしまうこともあります。
私が一番ズレを感じるポイント
私が相続のご相談で、
一番「もったいない」と感じるのは、
財産が、
人にひもづいたままになっていること
です。
・お父さんしか全体を把握していない
・管理も判断も一人でやっている
・周りは「お任せ」になっている
これでは、
引き継ぐ側がとても大変です。
相続は「事業の引き継ぎ」でもある
大家業は、
立派な事業です。
- 入居者対応
- 修繕判断
- 資金繰り
- 将来の方針決定
これらはすべて、
人が引き継ぐ必要がある仕事です。
だから私は、
大家さんの相続を
「分割の話」ではなく
「事業をどう引き継ぐか」
として考える必要があると感じています。
節税や分け方の話は大切。でも、順番があります
誤解してほしくないのですが、
私は節税や分割対策を否定しているわけではありません。
むしろ、
必要な対策はしっかりやるべきです。
ただ、
順番を間違えると、
全体がちぐはぐになる
ことがあります。
まず考えるべきなのは、
- 誰が事業を担うのか
- どんな形で引き継ぐのか
- 家族はそれをどう思っているのか
その上で、
税金や分割方法や相続手続きの話を組み立てる。
この順番が、とても大切です。
「考え方」を整えると、選択肢が増える
考え方が整うと、
- 専門家の話も理解しやすくなる
- 判断に迷いにくくなる
- 家族とも話しやすくなる
という変化が起きます。
相続対策は、
テクニックの前に
考え方の整理が必要なのだと思います。
次の記事では、
「じゃあ、何から始めればいいのか」
について、
できるだけハードルを下げてお話しします。




