「親が築いてきた財産を、このまま守れるのだろうか」と感じている方は、少なくないと思います。
今日は、そんな不安を感じている子供世代の方に向けて、不動産という資産の強みと、それを守り引き継ぐために知っておきたいことをお伝えします。
「現金で持っているだけ」では、資産は目減りする
少し前まで「貯金は安全」という常識がありました。銀行に預けておけば減らない、というイメージです。
でも残念ながら、今の日本では、その常識は崩壊してしまいました・・・。
・円の価値が下がることで、対海外という視野で言うと、資産の実質的な価値が目減りする(円安リスク)
・金利が低いままでは、預けていても増えない(低金利リスク)
たとえば、10年前に1,000万円を現金で持っていた場合、数字は変わっていないように見えても、物価上昇分だけ「実質的な価値」は下がっています。お金の額は同じでも、買えるものが減っている、できることが少なくなっています。——これが「インフレによる目減り」です。
現金を持っているだけでは、資産を守れない時代になってしまったのです。
不動産という「実物資産」の強み
こうした状況の中で、不動産という資産は比較的強みを持っています。なぜかというと、不動産は「実物資産」だからです。
実物資産とは、実際に手元に保有できる資産のことです。不動産のほかには、金(ゴールド)などの貴金属が代表的な例として挙げられます。株式や現金のように数字だけで存在するものではなく、物理的に存在する資産であることが特徴です。こうした実物資産は、インフレ局面でも価値が維持されやすいとされています。
物価が上がると、不動産の価格も上がる傾向があります。現金と違い、インフレが進んでも実物としての価値が維持されやすいのが特徴です。
物価が上がると、家賃も上昇する傾向があります。つまり、賃貸収入は「インフレに強いキャッシュフロー」になりえます。現金の利息とは異なる性質を持っています。
不動産は相続税の計算において、時価より低い評価額が適用されることが多いです。現金をそのまま相続するより、不動産として持っていた方が相続税を抑えられるケースがあります。
もちろん、不動産にもリスクはあります。空室リスク、修繕費用、流動性の低さ——これらは現金にはないデメリットです。でも、「現金だけで持つリスク」と「不動産で持つリスク」を比べたとき、今の経済環境では不動産の強みが際立つ場面が増えているのではないでしょうか?
ただし、すべての不動産が「強い資産」とは限りません。
近年「負動産」という言葉が使われるようになりました。管理コストばかりかかって収益が出ない、売りたくても売れない、相続しても誰も困るだけ——そういった不動産のことです。立地が悪い、老朽化が進んでいる、需要がない地域にある不動産は、むしろ「負の資産」になってしまうことがあります。
大切なのは、「不動産を持つこと」ではなく、「資産性の高い不動産を持ち、きちんと管理すること」です。空室が少なく、安定した家賃収入が見込める物件。修繕しながら長く使える物件。将来的に売却や活用ができる立地の物件。そういった「質の高い不動産」こそが、インフレ時代の資産防衛になります。
親御さんが持っている不動産が「資産」なのか「負動産」になりかけているのか——一度、現状を確認してみると、何か見えてくるかもしれません。
大家さんの親御さんは、すでに「資産防衛」をしている
この記事を読んでいる方の多くは、不動産を持つ親御さんがいる子供世代の方だと思います。
実は、こんなふうに考えてみると、少し見え方が変わるかもしれません。
不動産を持っている親御さんは、すでに「資産防衛」の最前線に立っています。
長年かけて不動産を築いてきたということは、インフレや経済変動に耐えられる「実物資産の基盤」を持っているということです。現金だけで資産を持っている人と比べると、その強みは相当なものがあります。
ただ——ここが気になるところなのですが——その強みは、きちんと「管理」されていなければ、少しずつ崩れていきます。
「管理」なしには、資産は守れない
不動産という資産を守るために必要な「管理」は、大きく3つあります。
② 税務の管理——節税・収支把握・納税資金の確保
③ 承継の管理——誰が・どう引き継ぐかの設計
この3つのうち、子供世代が特に関わることになるのが「③承継の管理」です。親御さんが元気なうちに、「この不動産をどう引き継ぐか」を一緒に考えておくことが、資産を守る上で最も重要なことの一つです。
インフレに強い不動産を活用して、賃料収入という最強のサブスク収入を確保できる賃貸事業へ育て上げ、きちんとした事業として子々孫々まで引き継いでいける真の意味で強い資産を築いてみませんか?
相談に来てくださる子供世代の方で、こんな言葉をよく聞きます。「親が元気なうちに話しておけばよかった」と。
不動産の承継は、相続が発生してから考えるのでは、残念ながら、遅すぎるのです。誰が引き継ぐのか、どう管理するのか、税金はどうなるのか——これらは、親御さんが判断力を持っている元気なうちに、一緒に考えて決めておく必要があります。
まとめ——資産防衛と相続対策は、セットで考える
円安・インフレ時代における資産防衛と、不動産の相続対策は、切り離して考えるものではありません。まさにあなたの収入に直結しているのです。
親御さんが築いてきた不動産資産を守り、次の世代へ引き継ぐためには、「物件の管理」「税務の管理」「承継の管理」の3つをセットで考えることが必要です。
「親の財産が心配」と感じたなら、今がその話を始める最良のタイミングかもしれません。
【大家さんの相続相談所】では、家族思いで家族のことを大切にしたい大家さんを全力でサポートします。相続について、まずは気軽に話してみませんか。
メルマガ登録で無料・いつでも解除できます
次のステップ——セミナーで一緒に考えてみませんか
「初めての相続入門セミナー」では、不動産資産の守り方・引き継ぎ方を含めた相続対策の全体像をお伝えしています。メルマガ登録者は無料でご参加いただけます。
▶ セミナーの詳細・お申し込みはこちら東京都八王子市リアル開催 / Zoom開催 毎月開催中




