どれも立派な資料で、数字もきれいにまとまっている。でも——
「本当にこれでいいのだろうか?」
その迷いは、正しい感覚だと思います。今日はその理由をお伝えします。
しかし、「ただ闇雲に建てれば良い。」というのは、いかがなものか・・?とも思います。
その土地にある賃貸ニーズに適した強い建物を建築して、長期的に安定した賃貸経営ができる。
この目的を見失わずプランを計画していきたいところです。
どの提案書も「良く見える」のはなぜか
複数の提案書を並べてみると、どれも魅力的に見えます。収益のシミュレーションは右肩上がりで、「入居率は借り上げるので心配なし!!」と書かれている。「これなら安心だ」と思いたくなります。
でも、実はここに落とし穴があります。
数字は嘘をついていません。でも、前提条件が違えば、結論はまったく変わります。「良く見える提案書」は、自社に有利な前提条件で作られていることがほとんどです。
担当者は信頼できる人なのに、なぜ決められないのか
「どの会社の担当者も、熱心にいろいろやってくれている。人柄も誠実で、信頼できる人が来てくれている。」
そういう状況でも、なかなか決断できない——という大家さんは多いと思います。
これは、担当者を信頼していないからではありません。むしろ、どの担当者も誠実に対応してくれているからこそ、余計に迷ってしまう。
「A社の担当者はとても丁寧で、質問にも誠実に答えてくれる。」
「B社の担当者は経験豊富で、話を聞いていると安心できる。」
「C社の担当者は熱心で、こちらのことを本当に考えてくれている感じがする。」
「でも、3社とも言っていることが少しずつ違う。いったい誰を信じればいいのか……。」
この迷走感は、担当者への不信感ではなく、「担当者が誠実であっても、会社の立場からは自由になれない」という構造から生まれています。つまり、これは担当者個人の問題ではなく、それぞれの会社が持つ「ゴール」の違いから来ているのです。
各社の「立場」を理解する
なぜ各社の提案書が「良く見える」のか——それは、それぞれに「ゴール」があるからです。誰も悪人ではありません。でも、立場が違えば、勧めるものが違います。
改めて言いますが、これらの会社が「悪い」わけではありません。それぞれの立場でプロとして仕事をしています。ただ、「地主さんにとって本当に最善の選択は何か」を、利害関係なく答えられる立場ではないということです。
各社がそれぞれの立場で動いているからこそ、全体を設計する視点が必要になります。相続対策における全体設計の重要性については、こちらの記事に詳しく書いています。
地主さんが本当に知りたいこと
提案書をいくら読み込んでも、なかなか答えが出ない理由は、そもそも提案書には書かれていないことがあるからです。
「この土地に本当にアパートが向いているのか?」
「建築費は適正なのか?他社と比べてどうなのか?」
「10年後・20年後の収支は本当にどうなるのか?」
「相続税への影響はどのくらいあるのか?」
「そもそも、建てない選択肢はないのか?」
「本当のところ相続対策として機能するのか?」
これらの問いに正直に答えられるのは、売る側でも管理する側でもなく、利害関係のない第三者だけなのです。
なぜ私がセカンドオピニオンを提供できるのか
医療の世界では「セカンドオピニオン」は当たり前の考え方です。大切な判断をする前に、主治医以外の専門家の意見を聞く——それが後悔のない選択につながります。
不動産・相続においても、同じことが言えると思っています。
ここで少し、私自身のことをお伝えします。
「アパートを建てた方がいい」とも「建てない方がいい」とも、最初から決めていません。その方の土地・状況・家族の将来を聞いた上で、客観的にお伝えするだけです。
まとめ——迷っているなら、第3者の客観的な意見を聞いてみる
提案書を集めることは大切です。各社の担当者と話すことも大切です。その上で、こんな気持ちになっているなら——
「どの提案も良く見えて、判断できない。」
「担当者は信頼できるけど、本当にこれでいいのか自信が持てない。」
「利害関係のない専門家の意見を、聞いてみたい。」
そういう方のために、この相談窓口があります。
ぜひ活用してみてください。
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